【留学のプロがおすすめ】高校生に人気な短期留学先の国ランキング
文部科学省のデータによると、高校生の留学者数は2023年に35,000名となり、コロナ禍から徐々に回復しています。そのうちの90％程が、3ヵ月以内の短期留学となっており、夏休みや春休みを利用して海外留学に挑戦する方は年々増えています。
この記事では、留学のプロである私たちISS留学ライフが、高校生に特に人気の短期留学先5ヵ国をランキング形式で詳しくご紹介します。それぞれの国の魅力はもちろん、治安、費用、英語の発音の違いなども徹底的に比較します。
この記事を最後まで読めば、自分に一番合った国がきっと見つかり、安心して留学への第一歩を踏み出せるようになるはずです。留学先選びで迷っている人も、ぜひ参考にしてくださいね！
高校生が留学に求めるもの
2014～2020年には、文部科学省＋民間企業が協賛した「トビタテ!留学JAPAN 高校生コース」(以下、トビタテ！)の奨学金募集によって、高校生の留学市場はだいぶ盛り上がったといえます。トビタテ！の影響もあり、ただ漫然と海外に行くというよりは何かしらの目的を持って行きたいという高校生のお客様が増えているように感じています。例えば…
・短期留学で英語力をつけて、帰国後に英検2級に挑戦したい
・日本人の留学生だけでなく、多国籍な環境で勉強してコミュニケーション力を付けたい
・ある程度、現地で自由時間があり、好きなことに没頭したい
・語学＋スポーツ、語学＋ダンス、語学＋アートなど、語学以外の学びも経験したい
もちろん、初めての海外や留学であれば、安心できる環境を第一に求める方もいらっしゃいますが、中学生に比べると、上述のように、はっきりとした目的を持って短期留学に臨む方が増えています。一方で、保護者の方の希望はどうでしょうか？
高校生のお子さんを持つ保護者の方が留学に求めるもの
一方で、お子さんを海外に送りだす保護者の方の思いは、中学生でも高校生でもあまり変わらないと言えます。ISSに相談にいらっしゃるお客様も「とにかく安全に帰ってきて欲しい」というのが第1優先事項であり、その上で
・中学高校で習ってきた英語をアウトプットするのに適した環境
・なるべく日本人が多くない環境
・大学等、進路選びへのきっかけとして欲しい
といった希望を頂くことも多いです。上記を踏まえると、中学生よりもフレキシブルに動ける「自由さ」、大学進学を視野に入れた「勉強に適した環境」も求めつつ、「安心して行ける」プランであることが求められます。
そこで今回は、高校生におすすめしたい、人気の国 Best5をご紹介！一体どんな国が人気なのでしょうか？それぞれの国のおすすめの都市、語学学校も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
第5位 ニュージーランド
① 安心して滞在できる！治安の良さが世界トップクラス
ニュージーランドは、世界でもトップクラスに治安が良い国として知られています。そのため、初めて海外へ行く高校生でも、保護者の方も安心して留学生活を送ることができますよ。美しい大自然に囲まれた国なので、都会の喧騒から離れて英語学習に集中できる環境なのも魅力です。
② アットホームな学校が多く、質問しやすい雰囲気
ニュージーランドの学校は、少人数制のクラスを採用しているところが多いです。先生との距離が近く、授業中に疑問があったときや英語での会話に困ったときに、気軽に質問しやすいアットホームな雰囲気があります。英語がちょっと苦手だな、という人でもリラックスして楽しく学べるのが嬉しいポイントですね！
③ 環境学習やアクティビティが豊富！自然の中で英語を使う
海や山といった大自然が身近にあるニュージーランドでは、環境保護や自然をテーマにしたユニークな学習プログラムも選べます。授業以外でも、ハイキングや乗馬、マリンスポーツなど自然を満喫できるアクティビティが充実しています。英語を使って体を動かすことで、教科書にはない生きた英語をたくさん学べますよ！
第4位 オーストラリア
① 温暖な気候で過ごしやすい！アクティブな留学生活
オーストラリアは冬でも平均気温が15℃前後と、比較的温暖で過ごしやすい国です。日本の夏休み期間（7～8月）はオーストラリアでは冬になりますが、沿岸部は寒すぎないので留学中もアクティブに活動したい人にぴったりです！ビーチバレーやサーフィンなど、授業後に楽しめるアクティビティも豊富にあります。
② 親しみやすいアクセント！留学生を温かく迎えてくれる国民性
オーストラリアの人々はとってもフレンドリーで親切！留学生に対しても寛容なので、初めての留学でもすぐに馴染むことができます。オージーイングリッシュは聞き取りやすいアクセントと言われていて、会話練習もしやすいのが特徴です。ホストファミリーも温かい方が多いので、現地での生活も安心できますね。
③ 世界遺産や動物園など、観光を兼ねた学びも楽しめる
オーストラリアには、オペラハウスのような有名な世界遺産や、コアラやカンガルーといった珍しい動物たちがたくさんいます。語学学校によっては、授業の一環として動物園や水族館、観光地へ出かけるプログラムも用意されています。観光や動物との触れ合いを通じて、楽しく英語を使う機会を作れるのが魅力です。
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No.3 アメリカ
① 有名大学に滞在し、同世代の留学生と仲良くなれるプランが多い
アメリカは、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)をはじめとする超有名大学の寮に滞在しつつ、英語を学べるプランが多いです!通常ではなかなか入れない大学なので、アメリカの大学生気分を満喫して、勉強へのモチベーションをあげられます。また、講師は普段は語学学校で教えているプロなので、しっかりとした英語の授業を受けられることもあって人気があります。
② 現地の高校生と交流できるプランがある
留学生同士だけではなく、現地の学生と関わる機会を持ちたい！という希望もよくうかがいます。そのようなプランはあまり多くはないのですが、アメリカでなら実現可能。現地の高校生とコミュニケーションを取ることができるので人気があります。
③ダンス、ビジネス、STEMなど専門コースが豊富
英語を学ぶ以外に専門分野の勉強がしたい！という高校生のお客様もいらっしゃいます。一番人気はダンスですが、グローバルリーダーシップを学ぶビジネスコースや、STEM（ロボット作り、プログラミング等）コースもあり、近年人気が出てきています。
No.2 カナダ
①英語の発音がきれいで、アジア系の移民が多いので日本人が留学しやすい
カナダは、英語圏の中でも発音がきれいであると言われています。元々、イギリス領であったことからイギリスに近い発音でしたが、国境がアメリカに接するため、イギリス英語とアメリカ英語が中和される形できれいな発音になったと言われています。スペルを書く際などは、イギリス英語となる場合が多いです。また、カナダのバンクーバーやトロントなどの大都市には留学生や移民がたくさんいるので、日本人留学生に対してもwelcomeな雰囲気があります。初めての留学という方には特におすすめです。
②大学寮プランも、ホームステイプランも魅力的
アメリカと同様、有名大学に滞在できる寮プランが豊富にあります。代表的なのは、バンクーバーのサイモンフレーザー大学やブリティッシュコロンビア大学、トロントのトロント大学などです。 カナダの大学生気分を満喫して、勉強へのモチベーションをあげられます。
一方で、ホームステイ滞在も大変人気があります。①で述べたように、日本人留学生に対してのwelcomeな雰囲気があることから、親切なホストファミリーが多いです。
③15歳から参加できる大人向けプランが豊富
高校生のお客様の中には、中学生や高校生ばかりではなく、大学生や社会人などと一緒に勉強をする環境がいい！と希望される方もいらっしゃいます。例えば、高校2年生の方が中高生限定プランに参加すると、周りはほどんど年下ということになってしまうので、年上から刺激を貰いたいという方だと物足りないかもしれません。カナダだと、15歳以上であれば誰でも参加できるプランが多数あります。大学生や社会人と一緒に留学生活を過ごすことで、普段は知り合えないような友だちができたり、将来の進学や進路について考える良いきっかけになることもあります。
15歳、16歳以上で参加できる学校はこちら
No.1 イギリス
①比較的、日本人が少なく、国際色豊かな環境で学べる
日本の夏休み、春休みの時期に短期留学をしようとすると、どうしても日本人が多くなってしまうことがあります。これは、カナダ・アメリカ・オーストラリア・ニュージーランド…等、ほとんどの英語圏で言えることです。ただ、イギリスに関してはこれらの国よりも日本人が比較的少ない場合が多いです。
②寮滞在プランの質が高い
イギリスでの中高生向け短期留学プランは、圧倒的に寮滞在が人気です。アメリカやカナダのような有名大学に滞在できるプランもありますし、そもそもイギリスはボーディングスクール（全寮制学校）の質がかなり高いです。これは、Ofstedと呼ばれる英国教育省の学校監査がかなり厳しく学校をチェックし、学生が物理的にも精神的にも良い環境で勉強できるようなシステムを整えているからです。郊外に広大なキャンパスを持ち、図書館やプール、大きなテニスコートなどを利用できることも多いです。また、充分な数のスタッフが24時間体制でサポートをしてくれるので安心感があります。
ボーディングスクール体験プラン
他にも多数の寮プランがあります。
③芸術、スポーツ、観光などが充実しているので、何かしらの楽しみを見つけられる
「ロンドンを楽しめない人は人生を楽しめない人だ」という言葉がありますが、そのくらいイギリスにはあらゆる楽しみがあります。音楽や美術、歴史、建築、サッカー、テニス、乗馬、スポーツ観戦、古城やガーデン、ショッピング、ミュージカルなど…古いものから新しいものまで満喫できます。中高生向けのプランは、これらが週末の観光や放課後のアクティビティに盛り込んであります。保護者の方に勧められて留学をすることになったお子さんの場合、あまり海外に興味ない…ということも少なくありません。ですが、英語の勉強だけではなく、色々と楽しいことがあるから行っておいで！と言うにはイギリスが断然おすすめ！
④ロンドン以外にも、留学におすすめな都市が多い
最後に、イギリスは留学におすすめな都市の数が多いことがあげられます。英語圏の他の国は、留学生の多いメジャーな都市はいくつかに絞られますが、イギリスはロンドン以外にもたくさん。例えば…
・オックスフォード
・ケンブリッジ
・ブライトン
・イーストボーン
・マンチェスター
・リヴァプール
・ボーンマス
・カーディフ
・チェルトナム 等
上述のように、ISSでおすすめしているプランだけでもかなり多くの都市があります。有名な学園都市であったり、ヨーロッパ系の留学生が多いビーチリゾートであったり、物価が安い都市であったり、ホームステイ先～学校の距離が近いエリアであったり…と様々な要望にお応えできるだけのバリエーションがあります。
ロンドン以外でおすすめの都市にある学校はこちら
失敗しない！高校生短期留学先の選び方比較
各国を比較検討する際に、特に気になるポイントをまとめました。留学先を選ぶときの参考にしてくださいね！
各国の費用比較（3〜4週間の短期留学）
「短期留学」といっても、国や都市、時期、滞在スタイル（ホームステイ・学生寮）によって費用は大きく変わります。以下は、高校生が参加する3〜4週間の語学＋滞在プログラムを想定したおおよその目安です。
| 国名 | 費用目安（3〜4週間） | 治安 | 英語の特徴 |
|---|---|---|---|
| イギリス | 約60〜80万円 | ◎ 安定しており管理体制が整う | 本場のブリティッシュ英語を学べる |
| カナダ | 約50〜60万円 | ◎ 治安が良く多文化社会で安心 | きれいで聞き取りやすい発音 |
| アメリカ | 約60〜85万円 | ○ 都市により差あり | スピード感があり実践的 |
| オーストラリア | 約45〜65万円 | ◎ 良好でフレンドリーな国民性 | 明るく親しみやすいアクセント |
| ニュージーランド | 約40〜55万円 | ◎ 非常に安全で穏やかな雰囲気 | ゆったりした発音と話し方 |
※費用は目安です。都市、季節、プログラム内容（語学＋アクティビティ・大学寮・ホームステイなど）により変動します。
※航空券・保険料・個人の生活費は別途必要です。
治安・安心感の比較
留学先を選ぶ上で、治安の良さは絶対に外せない条件です。
- 非常に安全な国：ニュージーランド、カナダ、オーストラリア、イギリス
- 都市により差がある国：アメリカ
治安が良い国を選んでも、海外生活では予期せぬトラブルが起こる可能性はゼロではありません。だからこそ、留学中に困ったことがあってもすぐに相談できる信頼できるサポート体制が大切です。
留学エージェントを利用すれば、現地オフィスや24時間体制の緊急連絡窓口など、万が一の時に頼れるサービスを受けられます。事前にしっかりとしたサポートを確認し、海外旅行保険にも加入しておくことで安心して留学生活を送ることができますよ。
英語の特徴（発音・スピード）の比較
英語をしっかり学びたい高校生にとって、どの国の発音に慣れたいかは重要なポイントです。
- きれいな発音でじっくり学びたい▶カナダ（クセがなく聞き取りやすい）
- 本場のブリティッシュ英語を身につけたい▶イギリス（洗練された発音に触れられる）
- 実践的でスピード感のある会話力を身につけたい▶アメリカ（スピードが速く、スラングも学べる）
自分の目標とする英語、将来目指す進路を考えて、最適なアクセントの国を選びましょう！
まとめ｜短期留学は「世界を知る最初の一歩」
高校生の短期留学は、単なる旅行ではありません。語学力がアップするのはもちろん、自分の視野を大きく広げる経験になりますよ。新しい友だちとの出会い、文化の違いに驚く体験、そして自分の考えを英語で伝える挑戦は、どれも一生の宝物になるはずです。
留学先を選ぶ際は、まず「どんなことを一番頑張りたいか」を考えてみましょう。英語学習にしっかり集中したいならカナダやイギリス、自然の中でアクティビティも思い切り楽しみたいならオーストラリアやニュージーランドがぴったりです。また、最先端の環境で刺激を受けて成長したい人はアメリカがおすすめですよ。
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ISS留学ライフは、観光庁長官登録の留学専門旅行会社です。
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