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ロンドンだけじゃない!イギリス地方都市のすすめ カーディフ編

イギリス=ロンドンを想像する方が多いと思いますが、実はロンドン以外にもイギリス留学におすすめな都市がたくさんあります。イギリスに長期滞在の経験があるISS留学ライフの留学コンサルタントがおすすめ都市をご紹介!今回はウェールズの首都であるカーディフ編です。

イギリス地方都市のすすめ ブライトン編はこちら / コッツウォルズ編はこちら

そもそも、ウェールズって国なの?

イギリスの首都はロンドンでは?イギリスの中にもう1つ首都があるの?と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。一言でイギリスといっても、イギリスは4つの国から成る連合王国です。イギリスの正式名称は、「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国(United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)」と言い、「イングランド」「ウェールズ」「スコットランド」「北アイルランド」の4つの国から構成されています。

赤い囲みの部分が「イギリス」。
島は異なりますが、アイルランドの北部、北アイルランドまで入ります。

ユニオンジャックで有名なイギリスの国旗は、実はそれぞれの国が一緒になった歴史が反映されています。

ウェールズはどこよりも早い時期にイングランドに服属したため、
国旗の中にウェールズのシンボルが取り入れられていません。

イギリスが連合王国であること、なんとなくイメージが湧きそうでしょうか?今回は、4つの国の1つであるウェールズの首都カーディフをご紹介します。カーディフはイギリスで住みやすい都市No.1に選ばれたこともある、実は留学の穴場です。選んで良かった「穴場」な都市ランキングでも1位に選ばれています☆

カーディフ(Cardiff)って?

ロンドンから電車で2時間半ほどの距離にある、ウェールズの首都です(ロンドンからイギリス南部中部を横断するような形になるので、車窓からはのどかなイギリスの牧草風景を楽しむことができますよ🐑)。

カーディフは元々、産業革命期に鉄鋼業で栄えた街でしたが、だんだんと衰退。1955年にウェールズの首都となってから発展が進み、都市として栄えている場所です。有名なカーディフ城などの古城、ラグビーやサッカーで有名なミレニアムスタジアム、多数ある博物館や美術館、パブや劇場など見どころがたくさんあります。

留学におすすめな理由①都会なのに、物価が安い

カーディフは物価が安く、家賃はロンドンの半額くらいで住むことが可能です。また無料の博物館、イベント、コンサートも充実しており、 ⽣活費を安く抑えながら楽しく英語を勉強することができます。 半年以上滞在する場合、最初の数週間はホームステイをし、そのあとは自分でシェアハウスなどを契約する場合がほとんどです。シェアハウスを探す際に家賃が安いことから、長期留学に向いている都市と言えます。

留学におすすめな理由②都会で便利なのに、日本人が少ない

カーディフには新しい建物も多く、City Centreと呼ばれる中⼼地はとても栄えています。ヨーロッパでも有数のショッピング街「セント・デイビッド」やレストラン、バー等で溢れています。特にビクトリアアーケード内にはお洒落な雑貨屋さんやヴィンテージショップ等が多く、⼈気のあるエリアです。 そんな便利なところ、日本人留学生も多いのでは?と思う方もいらっしゃるかと思います。

しかし、カーディフにある最も有名な語学学校Celtic English Academyの日本人率は年間平均5~7%となっています。最近は日本人にも知られてきていると思いますが、まだまだロンドンに比べると日本人留学生は少ないです。

留学におすすめな理由③ロンドンなどの主要な都市へのアクセスが良い

地方都市といえど、主要都市や観光地へのアクセスも良いんです!

🚋ロンドン(London) 電車で2時間弱
🚋ブリストル(Bristol) 電車で1時間
🚋バース(Bath) 電車で1時間強
🚋オックスフォード(Oxford) 電車で2時間
🚋ソールズベリー(Salisbury) 電車で2時間

上述以外にも、カーディフから行ける主要都市がいくつもあります。ロンドンにいないとあちこち旅行しにくいのでは?!という心配は無用。むしろ、地方都市からだからこそ足を伸ばしやすい都市もあります。旅行では行かないような場所に出かけてみるのも留学ならではの楽しみです。

留学生におすすめな理由④留学生活をより良くするような、あらゆる楽しみがある

留学をするとき、つい、学校の授業の質や日本人割合、滞在方法ばかりに気をとられがちなのですが…実際に留学をしてみると、授業で学ぶことよりも、現地で知り合った人との関わりの中で語学力をあげていくことが多いです。授業で学んだことをアウトプットするのにおすすめなのが、何か趣味を持つこと。

例えば、授業ではあまりうまくコミュニケーションが取れなかったけれど、趣味のテニスで外国人と意気投合した、ということはよくあります。共通の趣味で盛り上がるためにも、やれることの選択肢が多い都市を選ぶのは大事です。カーディフ、ウェールズには無いものがない!というくらい、あらゆる楽しみがあります。アウトドアな人、インドアな人、自然派な人、都会派な人…あらゆる趣味に対応できる街だと言えます。具体的に見て行きましょう!

古城などの歴史的建造物巡りが楽しい

キャッスル・コッホ(Castle Coch)古い建物に赤い装飾が映える

ウェールズは、ヨーロッパのどこの国よりも“平方マイルあたり”の城の数が多いと言われています。有名な城だけでも、カーディフ城、コッホ城(写真)、ウェールズ北部のコンウィ城があります。ロンドンでみられるような煌びやかな城とは異なり、石造りの昔ながらの様子を見ることができる城や廃墟が多くなっています。中世の暮らしに思いをはせながら、見学してみるのはいかがでしょうか。

ウェールズの国技ラグビーや、サッカーなどのスポーツが盛ん

ミレニアム・スタジアム (Millennium Studium)はラグビーやサッカーに使われる。
2012年ロンドン五輪のサッカーでも使用された。

ラグビースタジアムとして作られたミレニアム・スタジアムですが、日本では2012年のオリンピックでなでしこジャパンが試合をしたことで話題になりました。近年のラグビー人気も相まって、スポーツ好きには有名なスポットとなっています。現地の方やホストファミリーもスポーツ好きが多いです。そんなミレニアム・スタジアムでラグビーやサッカーの観戦をするのはどうでしょうか。

博物館や美術館が多い

貴重な展示がたくさん。1日いても見切れない

カーディフには、カーディフ国立博物館をはじめとする博物館や美術館が多数あります。カーディフ国立博物館は入場無料であり、ウェールズの地誌学の展示、印象派の絵画の展示、恐竜などの自然史展示など様々なエリアがあり、見切れないほどです。他にも無料で入れるミュージアムが多いのでお金をかけたくないけど楽しみたい!という方にもぴったり。

大自然やアウトドア

スノードン山と湖の風景は圧巻

こちらはカーディフというより、ウェールズ全体となってしまいますが、カーディフから少し足を伸ばせば大自然と触れ合えるスポットも多くあります。ウェールズの自然と言えば、スノードニア国立公園が有名。下の地図を確認していただくと分かるのですが、ウェールズ北部の面積の約半分くらいを占めている自然公園なんです。カーディフから車やバスで2時間半程かかりますが、自然に触れあいたい方には本当におすすめ。

スノードニア国立公園にある、スノードン山(Snodon-peak)に行くには、登山鉄道or徒歩となります。この登山鉄道は、もともと鉄鉱石を運ぶための汽車だったそうですが現在は観光用の鉄道となっています。ガタンゴトン揺られながら頂上を目指すのですが、どんどん見えてくる山合いの風景や青い空は日本人にはグッとくるのではないでしょうか。ちなみに、鉄道は往復£28(3,500円)くらいなので結構高い…。行きは鉄道に乗り、下りはハイキングがてら徒歩で下る方も多いようです。私もそうしたのですが、このハイキング、3~4時間かかりました(笑)でも絶景が見れて最高ですよ。

スノードン登山鉄道で1085mの頂上へ。上りは鉄道、下りは徒歩でも良いですね。

写真映えするようなおしゃれスポットもたくさん

Cardiff Bayの夜景を楽しみながら食事をするのもおすすめ

若者や観光客に人気のCardiff Bayエリア。海を眺めながら、ショッピングをしたり、レストランやカフェに入ったりとデートスポット的な雰囲気です。日本で言う横浜のような感じでしょうか?カーディフの中心地から歩いて20分くらいなので、散歩がてら海を見るのもおすすめです。

街中には大きな観覧車が。日本にはない光景でテンションが上がりますよね!
カラフルでポップな内装が可愛いホテル

また、カーディフにはCardiff Central Marketという朝市のようなmarketがあります。とても規模が大きく、食料品だけでなく、衣類、雑貨、本、CD、時計などなんでも揃います!名物は、ウェールズ伝統のお菓子であるWelsh Cake🍰

Cardiff Central Marketは見ているだけでも楽しい
ハート型のWelsh Cake。紅茶によく合う、ウェールズの伝統的なお菓子

劇場やコンサートなどの文化的イベント

地元の人々でにぎわうNew Theater

劇場やコンサートに関しては、ロンドンに比べると大きな催しが少なく、ミュージカルやクラシックコンサートを見たい!という方には少し物足りないかもしれません。ただ、カーディフにも劇場はあり、New Theaterなどの劇場では毎日のようにミュージカルが上演されています。地方都市の小さな劇場というもの味があるので、興味のない方でも一度行ってみるとハマるかも?

以上、カーディフのおすすめを4ポイントにまとめてみました。カーディフに行きたくなってきたのではないでしょうか?旅行ではなかなか選ばない場所だからこそ、留学先としてチョイスしてみるのも楽しいですよ!

カーディフがよく分かる動画はこちら

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