【2026年最新】日本から海外送金する方法は?手数料・速さ・安心感をやさしく比較

留学先へ学費や生活費を送りたいものの、「どの海外送金サービスを選べばよいの?」「手数料はいくらかかる?」と迷っている人は多くいます。
海外送金では、画面に表示される送金手数料だけでなく、為替レートや仲介銀行の手数料なども含めて比べる必要があります。送金手数料が安くても、相手に届く金額が少なければ、お得とはいえません。
この記事では、日本から海外へ送金する主な方法を、手数料・速さ・利用のしやすさから比較します。WiseやRevolut、ネット銀行、メガバンクの違いも紹介するので、留学の学費や毎月の仕送りに合う方法を探してみてください。
海外送金は「受取額」で比べよう
海外送金を選ぶときにまず見てほしいのが、相手の口座へ実際に届く金額です。
「送金手数料無料」と書かれていても、必ずしも一番安いとは限りません。為替レートに手数料が含まれていると、送金額が大きくなるほど負担も増えるからです。
サービスを比べるときは、次の3点を見てみましょう。
- 日本円で支払う総額
- 海外の口座へ届く金額
- 着金までの予定日
手数料の名前や計算方法は、銀行やサービスによって異なります。細かな項目を一つずつ見比べるよりも、同じ日時・同じ送金額・同じ通貨で見積もりを出すと、実際の差が分かりやすくなります。
海外送金にかかる4つの手数料
海外送金では、表示された送金手数料以外にも費用がかかる場合があります。どこで、誰が支払う手数料なのかを整理しておきましょう。
| 手数料の種類 | 支払う相手 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 送金手数料 | 送金元の銀行・サービス | 1回ごとの基本料金 |
| 仲介銀行手数料 | 送金途中の銀行 | 送金額から引かれる場合がある |
| 受取手数料 | 海外の受取銀行 | 金額は銀行や口座で異なる |
| 為替手数料 | 両替する銀行・サービス | 為替レートに含まれる場合がある |
送金元へ支払う手数料だけでなく、お金が届くまでの途中や、円を外貨へ替えるときにも費用が発生します。
送金手数料:送金元へ支払う基本料金
送金手数料とは、送金元の銀行やサービスへ支払う基本料金です。
銀行では、1回あたり数千円かかることがあります。一方、オンラインの海外送金サービスでは、送金額や通貨、支払方法によって料金が変わるのが一般的です。
毎月仕送りをする場合は、1回分だけでなく、年間でいくらかかるかも計算してみてください。1回の差は小さくても、回数が増えると大きな負担になることがあります。
仲介銀行手数料:受取額から引かれることがある
一般的な銀行の海外送金では、送金元と受取先の間に「仲介銀行」が入ることがあります。
仲介銀行とは、国をまたいで銀行同士がお金を受け渡すときに経由する銀行です。「コルレス銀行」や「中継銀行」と呼ばれることもあります。
仲介銀行の手数料が送金額から差し引かれると、10万円を送っても、相手に10万円相当がそのまま届くとは限りません。
手数料の負担方法は、主に次の3種類です。
- OUR:送金する人が負担する
- SHA:送金する人と受け取る人で分担する
- BEN:受け取る人が負担する
OURを選んでも、すべての費用が確定するとは限りません。経由する銀行によって、追加費用が発生するケースもあります。
特に学費は、数十ドルの不足でも追加送金が必要になることがあります。学校の請求書に手数料の負担方法が指定されている場合は、案内に従って手続きしてください。
受取手数料:現地の銀行によって異なる
海外の受取銀行が、入金時に手数料を差し引くこともあります。
金額は国や銀行、口座の種類によって異なり、日本側の送金サービスでは正確な金額が分からない場合もあります。
学校やホームステイ先へ送金するなら、次の点を先方へ聞いておくとスムーズです。
- 受取銀行で手数料がかかるか
- 手数料を差し引いた金額でもよいか
- 請求額と同額を届ける必要があるか
- 不足した場合はどのように支払うか
学費については自己判断せず、学校の請求書や送金案内を基準にしましょう。
為替手数料:見えにくいコスト
海外送金で意外と見落としやすいのが、為替レートに含まれる費用です。
銀行で円を外貨へ替えるときには、基準となるレートに手数料を上乗せした「TTSレート」が使われることがあります。別料金として表示されないため、送金手数料だけを見ていると気づきにくい部分です。
たとえば、市場の目安となるレートが1米ドル=150円、実際の両替レートが1米ドル=151円だったとします。この場合、1米ドルにつき1円の差があります。
100万円を両替すると、単純計算で約6,600円相当の違いです。送金額が大きいほど、為替レートによる差も無視できません。
日本から海外へ送金する主な方法
海外送金の方法は、大きく分けると次の3つです。
| 送金方法 | コストの傾向 | 速さの傾向 | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| 新興送金サービス(Wise, Revolutなど) | 比較的抑えやすい | 早い場合が多い | 生活費、定期的な仕送り |
| ネット銀行(Sony Bank, SBM新生銀行など) | 銀行によって差がある | 数営業日が目安 | 学費、外貨預金からの送金 |
| メガバンク(三菱UFJ, 三井住友など) | 合計費用が高くなることがある | 数営業日以上 | 高額送金、窓口で相談したい場合 |
オンライン送金は手軽さと安さが魅力
WiseやRevolutは、スマートフォンやパソコンから手続きできる海外送金サービスです。送金額を入力すると、手数料や為替レート、相手に届く金額を事前に確認できます。
銀行より費用を抑えられ、毎月の生活費や仕送りにも使いやすい方法です。送金状況をアプリで確認できるため、離れた家族へお金を送るときも管理しやすいでしょう。
- オンラインで完結
- 手数料が比較的安い
- 受取額が分かりやすい
- 送金状況を確認できる
送金上限や両替手数料は、サービスや利用条件によって異なります。実際の金額で見積もりを出してから選びましょう。
ネット銀行は外貨を活用しやすい
Sony Bank, SBM新生銀行などのネット銀行は、店舗へ行かずに海外送金を申し込めます。メガバンクより基本手数料が安い場合もあり、銀行口座から手続きしたい人に向いています。
外貨預金を持っている場合は、預けている外貨をそのまま送れる銀行もあります。口座の利用状況によって、送金手数料の優遇を受けられることもあるでしょう。
- 店舗への来店が不要
- 基本手数料が低め
- 外貨預金を使える
- 手数料の優遇がある
基本手数料が安くても、仲介銀行や受取銀行で別の費用がかかる場合があります。為替レートも含め、最終的な受取額を確認することが大切です。
メガバンクは高額送金を相談しやすい
三菱UFJ, 三井住友などのメガバンクは、インターネットだけでなく、窓口や電話でも海外送金について相談できます。手数料は高くなる場合がありますが、初めて高額な学費を送る人には心強い選択肢です。
学校から銀行送金を指定されている場合や、送金目的を示す書類が必要な場合にも利用しやすいでしょう。入力方法が分からないときや、送金後に確認したいことがあるときも相談できます。
メガバンクが向いているのは、次のような場面です。
- 高額な学費の送金
- 学校指定口座への支払い
- 窓口での相談
- 送金後の問い合わせ
初回送金や高額送金では、本人確認や書類の審査に時間がかかることがあります。学費の支払期限より早めに準備を始めましょう。

シーン別!留学生におすすめの送金ルート
留学費用を送るときは、学費と生活費で方法を分けると管理しやすくなります。
毎月の生活費には、手軽で受取額を把握しやすいサービスが便利です。一方、高額な学費は、学校が指定する方法を優先しましょう。
学費やまとまった費用:学校指定の口座や決済サービスへ送る
学費は、学校の請求書に記載された銀行口座へ直接送るのが基本です。
学校によっては銀行送金だけでなく、Wise、Flywire、Converaなどの決済サービスを指定している場合もあります。
手続き前に、請求書から次の情報を拾っておきましょう。
- 学校名と銀行口座名義
- 銀行名と支店名
- 口座番号またはIBAN
- SWIFT・BICコード
- 学生番号や請求書番号
- 送金期限
- 学校指定の送金方法
- 手数料の負担区分
学費が100万円を超えていても、すぐに分割して送る必要はありません。Wiseの高額送金や銀行送金など、金額に対応した方法を比べてみてください。
送金上限を避けるために何度も分けると、手数料が重なるだけでなく、学校側が入金を照合しにくくなることがあります。分割するなら、学校が複数回の入金に対応しているか先に問い合わせましょう。
毎月の生活費や仕送り:手軽さと送金コストで選ぶ
毎月の生活費には、WiseやRevolutなどのフィンテック送金が使いやすいでしょう。
フィンテックとは、「金融」と「技術」を組み合わせた言葉です。スマートフォンやインターネットを使い、送金や両替ができる金融サービスを指します。
銀行の窓口へ行かずに手続きでき、手数料や為替レート、受取額も事前に確認できます。1回の金額が大きくなりにくい生活費や、定期的な仕送りに向いている方法です。
生活費は、次のような方法で送れます。
- 現地の銀行口座へ送金
- WiseやRevolutへ送金
- 保護者の口座から送金
- デビットカードで支払い
デビットカードを使う場合は、カードにひも付く口座や残高が必要です。
18歳未満の留学生は、本人名義で利用できないサービスもあります。保護者名義の口座から送る方法や、未成年向けサービスの条件を確認しておきましょう。
日本からの海外送金の手順は4ステップ
海外送金は、必要な書類と受取先の情報をそろえれば、それほど難しくありません。
出発後に慌てないためにも、利用するサービスは日本にいる間に決めておくのがおすすめです。
1.本人確認書類を用意する
日本から海外送金する際は、本人確認書類やマイナンバーの提出を求められることがあります。
Wiseでは、基本的に次の書類や情報が必要です。
- 日本の住所を確認できる顔写真付き本人確認書類
- マイナンバーを確認できる書類
- 本人の顔写真
マイナンバーカードを本人確認書類に使わない場合は、マイナンバー入りの住民票などを求められることがあります。
書類と登録情報で、氏名・生年月日・住所が一致しているか見直してから申し込みましょう。
2.送金に使う口座を出国前に準備する
銀行口座の開設や海外送金機能の申し込みは、日本にいる間に済ませておくとスムーズです。
海外居住者になると、新規申し込みができなくなる銀行もあります。ワンタイムパスワードの設定や、海外利用の申し込みが必要になることもあるため、口座開設だけで終わらせないようにしてください。
出国前に、次の項目まで確認しておくと困りにくくなります。
- 本人確認が完了しているか
- 海外送金機能を利用できるか
- 送金限度額はいくらか
- 海外転出後の住所変更方法
- 海外の電話番号でも認証できるか
- デビットカードを海外で使えるか
可能であれば、少額で試しに送金しておくと、現地での手続きがより楽になります。
3.現地の受取口座やデビットカードを用意する
生活費を受け取るには留学生本人の現地銀行口座や、Wise・Revolutなどの送金を受け取れる口座が必要です。
口座を用意したら、次の情報を確認しましょう。
- 口座名義
- 銀行名
- 口座番号
- SWIFT・BICコード
- 受取人の住所
現地口座をすぐに開設できない場合は、海外で使えるデビットカードを日本で用意しておくと便利です。ただし、デビットカード自体が送金先になるわけではなく、カードにひも付いた口座や残高へ入金する必要があります。
学費を学校へ直接送る場合は、学校から指定された銀行口座の情報を使いましょう。
4.送金後は実際の着金まで確かめる
送金手続きが終わったら、受付番号や送金明細を保存します。
WiseやRevolutでは、アプリから送金状況を追跡できます。銀行を利用した場合は、送金計算書や受付明細をなくさないように保管してください。
「送金完了」と表示されても、学校の学生情報へ反映されるまでには時間がかかることがあります。学費を送ったあとは、学校側でも入金を確認できたか確かめましょう。
締め切り当日の手続きは避け、少なくとも数営業日の余裕を持たせることが大切です。

失敗しないための注意点とトラブル対処法
海外送金では、出国後の利用条件や口座名義の違いによって手続きが止まることがあります。学費や生活費を必要な日に受け取れるよう、出発前に注意点を確認しておきましょう。
海外転出後は利用条件が変わる
長期留学で国外転出届を出すと、日本の銀行や送金サービスを、日本にいたときと同じ条件で利用できない場合があります。
2024年5月27日以降、日本国籍の人は所定の手続きをすれば、国外転出後もマイナンバーカードを継続して利用できます。希望する場合は、国外転出予定日の前日までに市区町村で手続きが必要です。
ただし、マイナンバーカードが使えることと、日本居住者向けの金融サービスを利用できることは別です。海外の住所へ移った後は、銀行や送金サービスへ正しい居住地を届け出ましょう。
銀行によっては、海外送金の申し込みや認証方法の変更を出国前に済ませる必要があります。次の項目を確認しておくと安心です。
- 海外転出後の利用条件
- 住所変更の手続き
- 海外送金の申し込み
- 本人認証の方法
- 海外で使える電話番号
詳しい手続きは、利用する銀行や送金サービスへ出発前に確認してください。マイナンバーカードの継続利用については、マイナンバーカード総合サイトで確認できます。
家族からの送金は名義と税金に注意
保護者が留学生へ生活費を送る場合は、保護者自身の銀行口座と送金サービスを使います。保護者名義のアカウントから、子どもの現地銀行口座や学校の指定口座へ送る流れです。
子ども名義の送金サービスへ保護者名義の銀行口座から入金すると、名義が一致せず手続きが止まることがあります。家族間でも、登録者と入金元の名義をそろえることが大切です。
親が子どもの学費や生活費を負担しても、すぐに贈与税がかかるわけではありません。扶養義務者から受け取る費用のうち、通常必要と認められる金額は贈与税の対象外です。
対象となる費用には、次のようなものがあります。
- 学費
- 教材費
- 家賃
- 食費
- 日用品代
贈与税の対象外となるのは、必要なタイミングで受け取り、学費や生活費に使う金額です。まとめて受け取ったお金を預金したり、投資に使ったりすると、贈与税がかかる可能性があります。
高額な資金をまとめて渡す場合や、祖父母が費用を負担する場合は、税務署や税理士へ相談しましょう。詳しい条件は、国税庁「贈与税がかからない場合」で確認できます。
送金の遅れは原因を一つずつ確認する
海外送金は、送金先の情報が少し違うだけでも止まることがあります。初回送金や高額送金では、本人確認や資金の出どころを確認するため、通常より時間がかかる場合もあります。
送金が遅れる主な原因は次のとおりです。
- 口座名義の間違い
- 銀行コードの入力ミス
- 学生番号の記入漏れ
- 送金上限の超過
- 日本や現地の祝日
- 追加書類の未提出
- 仲介銀行での確認
着金が遅れても、同じ金額をすぐに送り直してはいけません。最初の送金が後から届き、二重払いになる可能性があります。
まずは送金サービスの画面で処理状況を確認します。次に、受取人や学校へ入金の有無を問い合わせましょう。解決しない場合は、受付番号や送金明細を用意し、銀行や送金サービスへ調査を依頼します。
「学校の振込先が変わった」というメールにも注意が必要です。振込先の変更連絡を受けたときは、学校の公式サイトに掲載された窓口や、以前から知っている電話番号から事実を確認しましょう。
受取額を比べて、自分に合う送金方法を選ぼう
日本から海外へ送金する方法は、一つではありません。
毎月の生活費には、手数料や受取額が分かりやすいWiseやRevolutが便利です。まとまった学費を送る場合は、学校指定の決済サービスや銀行送金も候補になります。
迷ったときは、次の基準で考えてみてください。
| 送りたいお金 | 向いている方法 |
|---|---|
| 毎月の生活費 | WiseやRevolut |
| 学校指定の学費 | 指定された決済サービスや銀行送金 |
| 外貨預金にあるお金 | 対応するネット銀行 |
| 高額な学費 | 高額送金に対応したサービスや銀行 |
| 窓口で相談したい | メガバンク |
| 未成年の子どもへの仕送り | 保護者名義で利用できる方法 |
サービスを決める前に、同じ金額・同じ通貨で2〜3社の見積もりを出してみましょう。
最終的な受取額、為替レート、着金予定日まで比べれば、自分に合う方法が見つけやすくなります。
初めての海外送金では、分からない言葉が並んで戸惑うかもしれません。まずは学校の送金案内を手元に用意し、必要な情報を一つずつそろえるところから始めてみてください。







































