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海外の高校生活ってどんなもの?~アメリカの高校生活体験記~

もし海外の高校に留学するとなったら…一体どんな生活が待っているのか想像できませんよね。海外ドラマや映画のイメージでしょうか。東京支店のカウンセラーMは、4年間アメリカで高校留学をし、9年生から12年生(中3から高3)の4年間を過ごしました。その経験をシェアさせていただきます!少しでも参考になれば幸いです。

アメリカの学校制度

海外の学校の制度は日本と大きく異なってきます。一番特徴的なのは学年の分け方でしょうか。日本では小学校6年間、中学3年間、高校3年間と分かれていますが、アメリカでは小学校5年間、中学3年間、高校4年間という風に区切っています。各学年の通称も面白く、9年生はfreshman(フレッシュマン)、10年生はsophomore(ソフォモア)、11年生はjunior(ジュニア)、12年生はsenior(シニア)と呼ばれています。

G9=Grade 9 で9年生という意味

そして9月から新学期が始まるというのもよく知られていますね。それでは、実際の学校生活を見ていきましょう!

スクールバスでの登校・下校

私が通っていた学校の時間割は、07:45から14:30まででした。これは地域によって様々ですが、アメリカの公立校の場合は小学校から高校まで同じスクールバスを利用します。そのため高校生から先に学校へ送り、その次に中学生、その後に小学生と巡回します。結果、高校が一番早く始まり、一番早く終わるという時間割になってしまうのです。そうなるとスクールバスのピックアップ時間は6時半となかなかに早いので、高校時代は朝型人間になってしまいました(笑)日本であれば朝練等で学校に行く人もいるかもしれませんが、アメリカではスポーツ強豪校でない限り、あまり無いです。黄色いスクールバスに乗り込み、30分程揺られながら学校へ毎日登校していました。乗り遅れてしまった場合は公共バスが走っているので学生証を見せると割安で乗せてもらえ、それで学校近くのバス停で降ります。…とはいえ、アメリカなので時刻表はあってないようなもの。時間には余裕を持って行動することをオススメします。

黄色のスクールバスはドラマなどでもよく見る光景

国歌起立

アメリカでは、毎朝の学内放送で国歌が流れます。アメリカ人の生徒はその間、胸に手を当てたままその場で起立します。生徒全員が行わないといけないわけではなく、他国籍の生徒等は椅子に座ったままその時間を過ごします。日常的に流れるので国歌がとても身近な存在となっているのですね。日本の高校に通ったことのない私は日本でもそうなのかと思っていましたが、年に数回程度しか歌わないと聞き驚いた記憶があります。曲調が違うのも原因の1つかもしれませんが、アメリカでは国歌を応援歌としても演奏したりするので、国歌に対する意識の違いが国によって違うのかもしれません。

授業

授業は大学方式!科目ごとに教室移動

学校に到着したら授業が始まるまでの時間、皆それぞれの好きなところで待機します。外で待っていたり、図書館で待っていたり、食堂で待っていたりと、チャイムが鳴るまで自由に過ごします。日本と違い、自分たちの教室というものがないので生徒は学年で分けられることは、基本的にありません。大学と同じように、始業のチャイムが鳴ったら、自分が取る科目の教室にそれぞれ移動するというスタイルが多いです。そのため授業が変わるたびにクラスメイトも変わるので様々な生徒と関わりが持てます。私の通っていた学校の場合は1日8コマ授業、1コマが大体45分で、移動時間が5分でした。

選択授業が多い

授業は一体どういったものが受講できるのか、気になりますよね。海外の学校では卒業必須単位数というものが決まっていますが、その分選択授業も多いです。例えば、吹奏楽や合唱等の音楽関連、図画技工、珍しいものだと解剖学や法医学等の選択授業も取ることができます。通う高校によっては大学レベルの授業も受けられるのが海外の学校の魅力です!先生たちは様々な職業を経験している場合もあり、先生毎に特色があります。その分、不評な先生は来年にはいなくなるなんてこともしばしば。実力主義社会のアメリカならではですね…!

警備員が生徒を連行!?

アメリカの教室の雰囲気ですが、そこまで日本と変わることはありません。全員がホワイトボードのある方を向いて座っており、先生がそこで授業を行います。変わっているところとすれば、決まった席が無いので毎回違う席に座ることが可能です。ただし、結局は毎日座る場所なので自然と自分の席が決まっていきます。アメリカの学園ドラマを見ると、生徒が先生の言うことを聞かずに好き放題やっているイメージがありますが、もちろんそんなことは頻繁には起きません(笑)頻繁に起きないというのがポイントで、たまに起こります。私が経験したものでは、教室にスケートボードのまま入ってきては机の列の間を滑走する生徒がいました。そういった生徒の対応のため、各教室には防犯ボタンのようなものがあり、それを先生が押すと恰幅の良い警備員がやってきて生徒を連行していきます。最初はびっくりしましたが、そういったことが現実にあるから、ドラマや映画で再現されるのだなと思いました。

ランチタイム

お昼はどこで取るのかというと、8コマのうち、1コマが昼食の時間として取れるので、5限目か6限目のどちらかでお昼休憩が入ります。学校によってはお昼休憩が決まっているところもありますが、通う学校の生徒数によっては分散させるためにお昼時間を分けているところもあります。

ランチには、車でピザを買いに行く!?

自由な国アメリカなだけあって、給食も自由です。お弁当を持ってくる子もいたり、学食で買う子もいたり、車に乗って学外へピザを買いに行ったりする子もいます。最後のは意外に思うかもしれませんが、アメリカでは16歳で運転免許を取得することが可能です(州によって異なります)。そのため免許を持っている子は、お昼時間に運転してピザを買ってきたり、食べて帰ってきたりします。学食も安く提供はされており、種類も豊富なので毎日利用しても飽きることは無いと思います。ベジタリアンの生徒にも対応しているので、サラダバーがあるというのは高校にしては贅沢だったなとも思います。海外のカフェテリアで想像にたやすいのは食べ物が飛び交い、投げ合ったりするシーンかと思いますがそういったこともたまに起こります。やはりフレンチフライが多いでしょうか。投げやすいんだと思います。時には人種を超えた直接の殴り合いが始まったりするので、とてもアグレッシブです。そのためカフェテリアでは常に警備員が待機しており、そういった場合にもすぐ対応ができるようにしています。

ピザを買ってきた生徒たち

卒業にはボランティアが必須

アメリカに限った話ではないと思いますが、海外の高校の卒業に必要な単位としてボランティア時間数というものが存在します。それは無給の奉仕活動を一定時間行わないといけないもので、ボランティア内容は完全に自由となっています。私は幼稚園でボランティアを行いましたが、友人は孤児院に行ったり、学校行事のボランティアをする等、多種多様な形で時間を稼いでいました。地元コミュニティや自発的に奉仕活動を行うという意味ではアメリカらしい制度だなと感じました。

持ち物は、筆箱も鞄も必要なし?

生徒1人1人にはロッカーが支給され、その中は写真やステッカーだらけになっているといったシーンは想像に難くないと思います。実際ロッカーは割り振られますし、中には相当凝ってデコっている生徒もいました。アメリカでは基本的にノートとペンで授業を行うため、日本人のように筆箱を用意する習慣がありません。また教科書がとても分厚く、それを背負って家に持って帰る生徒も少ないのです。そのため教科書等の重いものはロッカーに預け、授業と授業の移動時間にロッカーにて教科書やノートを交換して次の教室へ向かうといったサイクルを繰り返します。また日本と違ってこの曜日にはこの授業があるというわけではなく、私の学校は毎日同じ時間割でした。つまり1限目に数学を選んでいた場合、その半年間では全て1限目は数学の授業が行われます。そのため最初の単元選びというのはかなり重要になってきます。

高い文房具を持つ時は注意

余談ですが、日本人の生徒は大抵筆箱を持っていて珍しい文房具を持っているのでクラスの中で人気は高まります。高まりますが、人に貸すときは無くなってもいいような文房具を貸しましょう。彼らも悪気があるわけではないのですが、貸したものは返ってこないことが多いのでお気に入りのものを渡さないのが得策です。そういった経験もあり、次第に筆箱を持たなくなったのが私です…。貸すものがなければ借りにも来ませんからね。

1日の課題(宿題)の量

基本的には毎日同じカリキュラムを繰り返すため、宿題も毎日それぞれの授業から出されます。例えば1日に7コマ取っていれば、7コマ分の宿題が出るわけです。それを明日までに行わなければならないので課題の量は多いと言えるでしょう。課題が出ない日もありますが、基本は毎日あると考えておきましょう。私は放課後に図書館に行ったり、カフェテリアで友人と課題を行ったりしてから下校していました。14時過ぎには学校が終わるので課題を行う時間は充分でした。留学生で英語の学習が難しい人は、家庭教師を雇ったり、先生に聞くなどしていました。課題はもちろん全て英語なので、辞書を片手に苦戦する友だちも多かったです。ただそれも全ては英語学習のためですし、課題提出というのは成績においてかなり重要なので怠らず行うことをオススメします。それと学校に残って行うメリットとしては先ほどお伝えしたように教科書がとにかく重たいので、学校でやってしまってロッカーに教科書を預けて帰ることができるためです。宿題もロッカーに入れてしまえば手ぶらで帰ることもできてしまいますね。

宿題をしているかと思いきや、トランプをしています(笑)

部活動はシーズンごとに

放課後に宿題をするといっても、部活に入れば難しくなりますよね。海外でももちろん部活はありますが、日本と違うのは「シーズンが存在すること」です。日本では部活を1つ決めたら基本的には在学中はその部活にずっと入っていますよね。アメリカではシーズンによって入れる部活動が変わっていきます。例えば、走るのが得意な人は夏から秋にかけては陸上競技を行い、冬から春にはクロスカントリーをするといったことが可能です。あるいは、アメリカでも人気の高いアメリカンフットボールも年中通して行っていますが、冬の間は練習が無いのでそういった生徒はレスリング等の屋内スポーツへとシフトしたりします。そのためスポーツが得意な生徒は1つの競技に絞られることなく、様々なスポーツで活躍できることが可能です。日本人の方にとっては一つの部活を徹底して行えないので物足りないかもしれませんが、新しいことに挑戦することで自分の得意不得意を見つめなおす機会があることは大事ですよね!

プロム(ダンスパーティー)は本当にあるの?

よく映画やドラマで見かけるプロムですが、本当にどこの高校でも実在するのか気になりますよね。もちろん、例外はあるでしょうが基本的にはどこのアメリカの高校でもプロムは行われます。プロムとは最終学年の生徒たちに向けて開催される華やかなパーティのことで、その日は夜の学校をセッティングして大々的に執り行われます。学校の体育館がダンスフロアになり、他の部屋ではポーカーができたりと大人な空間が演出されます。運営は学校の先生と保護者からなるPTAで、そういった場所でも生徒が校則違反を犯さないよう見張ってくれています。

意外なカップル誕生?プロム当日までネタは尽きない

プロムでは、生徒の服装もがらりと変わります。男子はスーツやタキシードを着て、女子はドレスを着てきます。もちろん男女のペアでないと入場できないため、この日のためにカップルが誕生したり、友達同士で誘い合ったりしながら当日を迎えます。日本でいうところの学園祭の後夜祭みたいな感じでしょうか。プロムは一大イベントのため、その日までに誰が誰を誘うのかはかなり大きな話題となりますし、意外なペアの組み合わせも誕生したりするなど、話のネタは尽きません。そして定番なのが男子は女子を迎えに行くときにリムジンをレンタルすることが一番の見栄の張りどころとなります。イケてるグループはリムジンを借りて学校に到着するといった、まさに映画のような話ですが、実際に行われています。そういった文化もあるので、外国の男性は早い段階でレディーファーストや社交的所作を培うのかもしれませんね。

タキシードを着る男子
思い思いのドレスを着る女子

ペア探しは必死

プロム中の過ごし方ですが、もちろんペアで二人の時間を過ごすカップルもいれば、プロムで友達同士集まりたいから仕方がなく異性と来る生徒等様々です。基本は仲の良いグループならグループ内でペアを作ってプロムに参加するというのが定番でしょうか。一大イベントであるが故、プロムに参加しないということは「プロムに誘われなかった」「プロムに誘う相手がいない」といったレッテルを貼られることになるので、結構みんな内心必死にペアを作ります。会場に入ってしまえば各々好きに過ごして、一夜限りのイベントを楽しみます。どういったことをするのかは実際に行ってみて体感してみてください。

アメリカの高校らしい卒業式

卒業まで、カウンセラーとの関わりは大事

卒業式はプロムとは異なり、学校外の会場で行われることが多いです。無事に全ての単位を取得し、卒業に何も問題が無ければ卒業式への参加が認められます。アメリカの学校では授業を教える先生以外に各生徒を担当するカウンセラーが存在します。カウンセラーは生徒の履修状況や卒業後の進路等を管理して、問題のある生徒がいないかを確認しています。そういった意味ではそういったことが全て担任の担当となっている日本とは仕組みが違いますよね。ちなみに、カウンセラーとの関わり方は留学中においては最も重要です。必ず顔を覚えてもらうくらいにカウンセラーを訪ねながら自分の履修状況や卒業ができるのか?という確認は怠らないようにしましょう。

卒業おめでとう✿

卒業式は有名なコンサートホール等を貸し切って行われます。卒業式用のガウンと帽子をこの日のためだけに購入し、卒業式に臨みます。私が通っていた高校では最終学年の生徒がおよそ400名いたのでかなり規模の大きい式典となりました。一人一人名前が呼ばれるのもかなり時間がかかったのを覚えています。基本的には校長先生からのお話やゲストスピーカーによるスピーチが行われ、最後には卒業おめでとう!の掛け声と共に全員が帽子を天高く放り投げます。もちろん回収する生徒もいますが、そのためだけの帽子のようなものなので、投げっぱなしになることが多いです。

憧れの帽子投げシーン

そんなこんなで無事卒業した後、パーティを開いたり、卒業旅行に行ったり、その後の行動は様々です。4年間という長い高校生活も終わり、みんながそれぞれの進路を歩んでいくことになります。

クラスメイトと、フーターズでパーティー。大人っぽいですよね。

海外の高校生の特権

国が違えば法律も違うので、日本の高校ではまず体験できないようなことをいくつかご紹介したいと思います。

選挙

アメリカでは18歳から選挙権が認められています。日本でも最近可能になりましたね。そういう意味では同じかもしれませんが、18歳の生徒は学校にて選挙の投票を行います。学校に専用の端末が設置され、それを操作して投票します。日本の紙に書いて投票するものとは全く異なっています。こんなことが10年も前の話なので、そういった意味でアメリカは進んでいると言えるかもしれません。

電子黒板

今ではあまり珍しくないかもしれませんが、アメリカでは公立の学校でも電子黒板はもう当たり前の存在となっています。その転換期がちょうどオバマ政権時代となるので、こちらも10年ほど前になります。それまではプロジェクターに先生が手書きした板書を壁に映し出していたものが、学校の全教室に電子黒板が導入されました。こういった思いっきりの良さというものがうかがえた瞬間でしたね。

車での通学

アメリカでは16歳から運転免許が取得可能な州が存在します。その際は自分の車で学校に登校することも可能です。学校の敷地も広いので、駐車場をそのまま使用することができます。日本であればバイク通学をする高校生がいる地域もあるでしょうが、アメリカではそれが車に変わります。日本のように自動車学校に通うことなく免許を取得することが可能なので、ハードルは低いかもしれませんね。日本人同士のカップルで彼氏が違う学校だけど放課後に車を運転してきて他の学校へ彼女を迎えに来る、なんていう光景も見かけました。お昼の時間には車で昼食を買いに行ける等、そういったところにも自由度の高さが表れていますね。残念ながら保護者の同意は必要なので、私費留学で行かれる方は運転免許の取得はできません。

アメリカンフットボール

日本でいう野球のように、アメリカと言えばアメリカンフットボールです。チアリーディングや吹奏楽も必ず自分たちの学校での試合ともなれば応援のために参加します。私は授業で吹奏楽を取っていたので、アメリカンフットボールのシーズンになるとマーチングバンドとして隊列を組みながら演奏していました。こういったことも授業の一環でできるのは良い経験でした。試合は大抵夜の時間に行われるのでホットドッグやコーラを飲み食いしながら観戦できるのも楽しかったです。

シェイクスピアズ・ウィーク

イギリスの文豪がなぜ?と思うかもしれませんが、アメリカも英語を第一言語にしているので歴史上大きな影響を与えたシェイクスピアは無視することはできません。私の学校では2年に1度シェイクスピアの週ということでイベントを開催していましたが、他校では毎年行っていたみたいです。その週は毎日全員が劇を演じたり、シェイクスピアについての研究を発表したり、シェイクスピアや作品にちなんだ絵や彫刻を展示したりと様々な形でその週を盛りあげます。海外で英語の授業を取れば必ずシェイクスピアの作品は読むことになるので、かなり身近な存在として感じることができます。またシェイクスピアは造語を多く作り出していたので、台詞を覚えるのも一苦労ですがそこは日本の古文と通じるものがあるかもしれませんね。そんな雰囲気も生徒が作りだしていくので、より身近に昔の英語を感じられるのは良い機会かもしれませんね。

いかがでしたでしょうか。やはり国が違うというだけで学校の仕組みや制度までガラリと変わりますね。これがアメリカでなく、違う国であるならばまた変わってくると思います。是非みなさんが行きたいと思う国で存分に中学・高校生活を満喫してください。

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