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日本人の少ない語学学校が良い?

せっかく語学留学をするので、日本語をシャットアウトしたいという理由で、日本人が少ない語学学校へ行きたいという方が多くいます。英語漬けにすることで、レベルアップが出来るのではないかと考えるからです。 また、アジア圏よりもヨーロッパ圏の生徒が多く在籍する学校へ行きたいという方も耳にします。

それらは果して正解なのでしょうか?

英語レベルをあげることで、日本人だらけの環境は避けられる

全生徒の人数が200人の語学学校で、日本人割合が10%の場合、20人は日本人ということになります。
語学学校のクラス分けは初日のテストによって決まりますので、この20人が万遍なく色々なクラスに散らばるということはあまりなく、日本人の英語レベルは低い方に偏りがちです。他の日本人と同様の英語レベルであれば、日本人の多いクラスで授業を受けることになります。その方が持っている英語レベルによって学ぶ環境が変化していきます。日本人割合が何%かを気にするより、他の日本人よりも英語レベルを上げ、上のほうのクラスを目指すことが大切です。出発前に英語レッスンが無料サービスとして付いている留学エージェントはおすすめのひとつです。

日本人が多い学校は、日本人が集まる理由がある

また、日本人が多い学校は、日本人が集まる理由があるということも理解しておく必要があります。

日本人は、小学校から大学までの日本の教育制度によって、文法、ライティング、リーディングは比較的得意なのですが、スピーキングやリスニング、発音などが苦手という方が多い傾向にあります。

そうすると、語学学校を選ぶ際には、日本人が苦手とする科目を中心に行ってくれる学校を選択することになり、必然的に日本人は多くなる傾向になります。

ヨーロッパ圏の留学生は、大陸が陸続きであり、移民の国が多いことから、子供の頃から少しずつ英語に触れる環境で育ってきていますから、日本人とは逆にスピーキングやリスニングの能力は高く、文法やライティングが苦手という傾向になります。そういった方々が選ぶ語学学校は、日本人が比較的得意とする分野のレッスンを中心とする学校になります。

育った環境で選択する語学学校が違ってきますから、ヨーロッパ圏の方が少なくアジア圏の方が多いというのも、ちゃんとした理由があることを理解して学校の選択を行っていくと良いと思います。

そうすると、留学先に日本人が多いかどうか気にする必要はなくなります。

日本人の友だちを作るメリットもある

「日本語シャットアウト!」という意気込みはとても素晴らしいことだと思いますが、エピソードとして以下のようなことをよく耳にします。

「学校では、早く友達を作りたいけど英語がままならないので、1人で皆の輪の中に入って行けなくて孤立してしまった。」
「自分1人ではなかなか勇気もなかったが、他の日本人の学生と一緒に他国の生徒に話しかけて、友達が一気に広がった。」
「長期留学で、アルバイトを探したり、シェアハウス探しをする時、日本人の友だちがいたことで日本語で相談できたので安心した。外国人の友だちは、その後アルバイト先やシェアハウスで作ることができた。」

自分の目線一つで物事の捉え方が違ってきます。

上手くいったりいかなかったり、目的を持って頑張る時とリラックスする時のバランスをうまくとりながら留学生活を楽しみましょう!

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