【留学のプロが伝授】長距離フライトを快適に過ごす方法&必須アイテム紹介

わくわくの海外渡航!でもその前に乗り越えなければならない最初の関門…それが「長距離フライト」です。 10時間以上のフライトで体調を崩してしまえば、到着後の過ごし方影響が…。 どうしたら長距離フライトを快適にすごせるのでしょうか?
この記事では、これまで5万人以上の留学生をサポートしてきたISS留学ライフのコンサルタントが、自身の豊富な渡航経験とお客様の声をもとに、長距離フライトを「苦痛な時間」から「快適なリラックスタイム」に変えるための方法と、選りすぐりのおすすめアイテムを徹底的にご紹介します!
長時間の空の旅を快適に過ごせるかどうかは、事前の準備とちょっとした工夫にかかっています。万全のコンディションで留学生活の最高のスタートダッシュを切りましょう!
長距離フライトが辛い3つの理由
どうして長時間のフライトはこんなにも疲れるのでしょうか?主な原因は3つあります。
①カラカラの乾燥地獄
「飛行機の中は砂漠より乾燥している」とも言われるように、機内の湿度はなんと20%以下になることもあります。これは、暖房をガンガンに効かせた真冬の室内よりも低い数値です。
この極度の乾燥によって、肌のカサつきや喉のイガイガ、さらには風邪をひく原因にもなってしまいます。
②パンパンになる足のむくみ
長時間ずっと同じ姿勢で座っていると、重力で足に水分がたまり、血行が悪くなってしまいます。その結果、足がひどくむくんでしまったり、だるくなたりします。重症化すればエコノミークラス症候群のリスクもあるのです。
③窮屈な座席とプライバシーのなさ
限られたスペースで見知らぬ人と隣り合わせで長時間過ごすのは、思っている以上に気を使うもの。
「眠りたいのに隣の人の明かりが気になる…」「トイレに行きたいけど、隣の人が寝てる…」なんて経験、ありますよね。リラックスしたくても、なかなかできないのが現実です。
【アイテム編】これさえあれば間違いなし!留学コンサルタントが選ぶ必須グッズ6選

機内に持ち込む手荷物に入れておきたい必須アイテムをご紹介します。これがあるのとないのとでは、快適さが天と地ほど変わるはずです!
①むくみ知らずで到着後も軽快「着圧ソックス」
着圧ソックスは、これを履いておくだけで足に適度な圧力がかかり、血行をサポートしてくれます。飛行機を降りた時の足の軽さが全然違います。ドラッグストアなどで手軽に購入できますが、できれば段階着圧設計のものがおすすめです。搭乗する前から履いておくのが効果的ですよ。
②砂漠より乾く機内の救世主「保湿グッズ」3種の神器
極度の乾燥から体を守るために欠かせない保湿グッズ。特にこの3つはおすすめです!
- 唇を守る「リップクリーム」
唇は皮膚が薄く、特に乾燥しやすいパーツです。こまめに塗って、しっとり唇をキープしましょう。 - 手指の乾燥を防ぐ「ハンドクリーム」
手を洗ったり、アルコール消毒をしたりするたびに、手の潤いは奪われていきます。お気に入りの香りのハンドクリームがあれば、リラックス効果も期待できます。香りが強すぎると周りの迷惑になる可能性もあるので、無香料か微香性のものがベターです。 - 顔全体を潤す「フェイスミスト」
乾燥を感じた時に、シュッとひと吹きするだけで顔全体に潤いを与えられるミスト状の化粧水が便利です。メイクの上からでも使えるタイプがおすすめ。
③自分だけの快眠空間を作る「ネックピロー・アイマスク・耳栓」
周りを気にせずぐっすり眠るための三種の神器です。 「ネックピロー」は、首をしっかり支えてくれるので、座ったままでも首が痛くなりにくいのがポイント。空気で膨らませるタイプなら、使わない時はコンパクトに収納できて荷物になりません。
「アイマスク」と「耳栓」があれば、機内の照明や周りの雑音をシャットアウト!自分だけの静かで暗い空間を作り出すことができ、格段に眠りやすくなります。
④寒さ対策はマスト「羽織れるもの(フード付きパーカーなど)」
機内は快適な温度に保たれていますが、人によっては肌寒く感じることがよくあります。特に、長時間じっとしていると体が冷えてしまいがち。寒いと眠れませんし、体調を崩す原因にもなります。 航空会社がブランケットを貸してくれますが、1枚では心もとないこともあるでしょう。
さっと羽織れるパーカーやカーディガン、薄手のダウンジャケット、大判のストールなどがあると、温度調節ができて非常に便利です。フード付きのパーカーなら、フードを被ればアイマスク代わりにもなって一石二鳥ですよ!
⑤【女性必見】サッと一拭きで気分爽快!「ふき取りクレンジングシート」
長時間のフライト、すっぴんで乗りたいけど空港まではメイクしたい…という女性は多いはず。そんな時に大活躍するのが「ふき取りタイプのクレンジングシート」です。 わざわざトイレの狭い洗面台で顔を洗わなくても、座席でサッとメイクを落とせます。クレンジングだけでなく、リフレッシュしたい時に首筋やデコルテを拭くだけでも、さっぱりして気持ちいいですよ!
⑥あると助かる!その他のお役立ちグッズ
- スリッパ: 靴を脱いでスリッパに履き替えるだけで、足が解放されて一気にリラックスできます。ホテルにあるような簡易的なものでOK!
- モバイルバッテリー: スマートフォンやタブレットで映画を見たり音楽を聴いたりすると、意外と電池を消耗します。USBポートが座席にない場合や、ポートが故障している場合に備えて、充電済みのモバイルバッテリーがあると安心です。
- 歯ブラシセット: 食後や、到着前に歯を磨くと口の中がスッキリして、気分もシャキッとします。小さなことですが、リフレッシュ効果は絶大です!
【事前準備編】搭乗前から勝負は始まっている!快適度を上げる3つのポイント

快適なフライトは、空港に向かう前から始まっています。ちょっとした準備で、機内での過ごしやすさが格段にアップしますよ。
①座席指定で雲泥の差!「足元の広い席」を狙う
エコノミークラスでも、座席によって快適さは大きく変わります。航空券を予約する際や、オンラインチェックインの際には、ぜひ座席指定にトライしてみてください。
特におすすめなのが、前が壁になっている「バルクヘッド席」や「非常口席(エクストラ・レッグルーム・シート)」です。これらの席は足元のスペースが格段に広く、足を伸ばせるので本当に楽になります。
※非常口席は、緊急時に乗務員の手伝いをする必要があるため、年齢や健康状態、語学力などの条件があります。追加料金がかかる場合が多いですが、その価値は十分にあります!
②あなたはどっち派?「通路側」vs「窓側」メリット・デメリット比較
通路側と窓側、どちらが良いかは一概には言えず、機内でどう過ごしたいかによって最適解が変わります。
メリット | デメリット | こんな人におすすめ | |
---|---|---|---|
窓側 | ・壁にもたれて眠りやすい ・外の景色を楽しめる ・隣の人を気にせず過ごせる | ・トイレに行く時に隣の人に声をかける必要がある | ・とにかく寝たい人 ・景色を楽しみたい人 |
通路側 | ・気軽にトイレに行ける ・足を伸ばしやすい ・CAさんに声をかけやすい | ・隣の人がトイレに行く時に立つ必要がある ・通路を人が通るのが気になる | ・トイレが近い人 ・体を動かしたい人 |
自分のフライトの過ごし方をイメージして、ベストな席を選んでみてくださいね。
③服装が9割!楽ちん&温度調節しやすいフライトコーデ術
長距離フライトで大切なのが「服装」です。キーワードは「締め付けない・楽ちん・温度調節可能」。
ジーンズなどの硬い生地や、ウエストを締め付けるベルトは避けましょう。おすすめは、スウェットパンツやジャージ、ゆったりとしたロングワンピースなど。素材も、肌触りの良いコットンやストレッチの効いたものがベストです。
そして、重ね着できる服装が鉄則!「Tシャツ+パーカー+薄手のアウター」のように、着脱しやすいアイテムを組み合わせて、機内の温度変化にすぐ対応できるようにしておきましょう。
【機内での過ごし方編】これで完璧!長時間フライトを乗り切る4つのコツ

長時間の空の旅は体も固まりがちですが、ちょっとした工夫で時間を有効活用し、心も体もリラックスできます。
①こまめな「水分補給」でうるおいキープ
乾燥対策として、こまめな水分補給は絶対に欠かせません。喉が渇いたと感じる前に、定期的にお水を飲むように心がけましょう。機内ではペットボトルの水を配布してくれたり、ギャレー(キッチンスペース)に行けばいつでももらえたりするので、遠慮なくCAさんにお願いしましょう。
【注意!】コーヒーや紅茶、緑茶に含まれるカフェインや、アルコールには利尿作用があり、かえって体内の水分を排出してしまいます。飲み過ぎには注意して、お水をメインに飲むのがおすすめです。
②もしもの備えに「軽食」を持参して空腹知らず
機内食もフライトの楽しみの一つですが、「味が口に合わなかった…」「タイミングが合わずにお腹が空いてしまった…」なんてことも。そんな時のために、ナッツやドライフルーツ、シリアルバーなど、軽くて栄養価の高いおやつを持っておくと安心です。小腹が空いた時にサッと食べられて、心もお腹も満たされます。
③最高の暇つぶし!「読書」や「映画鑑賞」に没頭しよう
普段は忙しくて、なかなか読書や映画鑑賞の時間が取れないという人も多いですよね。長距離フライトは、誰にも邪魔されずに自分の好きなことに没頭できる絶好のチャンスです! 読みたかった本や、見たかった映画・ドラマを事前にタブレットやスマホにダウンロードしておきましょう。夢中になっているうちに、あっという間に時間が過ぎていきますよ。
④体を動かしてリフレッシュ!座ったままできる「機内ストレッチ」
長時間同じ姿勢でいると、体はガチガチに固まってしまいます。1〜2時間に一度は、座ったままでできる簡単なストレッチを取り入れましょう。
- 足首をクルクル: つま先を上下させたり、足首を内外に回したりする。
- 肩をグルグル: 両肩を上げて、ストンと落とす。ゆっくり前回し・後ろ回しをする。
- 首のストレッチ: ゆっくりと首を左右に倒したり、前に倒したりする。
- ふくらはぎの運動: かかとを上げ下げして、ふくらはぎの筋肉を刺激する。
トイレに立つついでに、少し歩いたり、屈伸したりするのも効果的です。血行が良くなって、気分もスッキリしますよ!
エコノミークラス症候群とは?
正式名称は「急性肺血栓塞栓症」といいます。 飛行機などで長時間座ったままでいると、足の血行が悪くなり、血の塊(血栓)ができてしまうことがあります。そして、飛行機を降りて歩き出した時などに、その血栓が血流に乗って肺に移動し、血管を詰まらせてしまう病気です。最悪の場合、命に関わることもあります。
【予防のためにできること】
- こまめに水分補給をする
- 着圧ソックスを履く
- 定期的に足や体を動かす(今回ご紹介したストレッチなど)
- ゆったりとした服装を心がける
「自分は若いから大丈夫」と油断は禁物です!しっかり対策して、元気に留学先での生活をスタートさせましょう。
【留学コンサルタントの裏ワザ】海外渡航のプロが教える!とっておきの機内での過ごし方

①ネックピローで快眠
長距離フライトには必須!おすすめは無印良品の「フィットするネッククッション」

微粒子ビーズで身体にフィットするのと、首だけでなく足や腰など様々な箇所で使用できる。バックル式で長さの調整が可能なのと持ち運びに便利!
②使い捨てスリッパに履き替えて足元から快適に
座席に付いたら使い捨てスリッパに履き替えます。トイレの際にいちいち靴を履きなおす必要もなく、足元も開放的でプチストレスから解放!ビジネスホテルなどで無料でもらえる不織布のスリッパを取っておいて機内に持参すれば、そのまま置いたいけるので荷物も減らせて一石二鳥。
③一番後ろの座席を確保する
機内で地味に気を使うのが「リクライニングどこまで倒していいか」という点。一番後ろの座席をとれば、後ろの人がいないので自分のタイミングで気兼ねなくリクライニングを倒せるのでオススメです。
④フェイスパックで顔の乾燥を防止
定期的に保湿クリームを塗るのは面倒だし寝ている間に乾燥したら嫌だな…そんな時は、就寝する際にフェイスパックをしたまま寝ることをおすすめします。常にうるおいがキープされて乾燥知らずで快適に。ただし、機内が暗くなってからでないとたまにすれ違う人にびっくりされるので注意してくださいね(笑)トイレに立つ時も注意です。
⑤シンプルだけど大事!のど飴でのどを潤す
のど風邪防止のために水分補給は大切ですが、水分を摂りすぎて尿意を催す心配が増えるのもプチストレス…そんな時はのど飴を舐めておけば安心です。キシリトール系ののど飴なら食後のブレスケアにもなりますし、お口のなかもスッキリしますので一石二鳥!
まとめ:万全の準備で、最高の留学スタートを!
たくさんのアイテムやコツをご紹介しましたが、一番大切なのは「しっかり準備をして、リラックスして臨むこと」です。 事前に準備さえしておけば、10時間以上のフライトも「辛い移動時間」ではなく、「映画を見たり、本を読んだり、ゆっくり考え事ができる貴重な自分時間」に変えることができます。
今回ご紹介した内容を参考に、万全の態勢でフライトに臨み、最高のコンディションで留学生活の第一歩を踏み出してくださいね!
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