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オーストラリア英語で世界を広げよう:なまりの理解から始める留学生活 

オーストラリアへの留学を考えているあなたへ。オーストラリアと言えば、壮大な自然、豊かな文化、そして何と言ってもその独特な英語、通称「オージー英語」が思い浮かびますよね。この記事では、オーストラリア英語がどのように形成され、その独特ななまりや表現がどのように使われているのか、そしてそれが留学生活にどのような影響を与えるのかを解説していきます。あなたの留学準備に少しでも役立てば幸いです。

1.オーストラリアの英語は独自のなまりがある!

オーストラリア英語は他の英語圏とは異なる特徴を持っています。その独特ななまりは、初めて耳にすると驚かれることでしょう。

なまりの発生原因

なまりは、歴史や地理、文化的な背景から形成されるものです。オーストラリアの場合、そのなまりの発生原因は主に2つあります。

①イギリスからの移民の影響

18世紀のオーストラリアへのイギリス人移民は、オーストラリア英語の基盤を形成しました。特に、それらの初期移民の中には、コッカニー英語を話す人々が多く含まれており、その発音と語彙がオーストラリア英語に深く影響を与えました。

②オーストラリアの地理的な孤立性

オーストラリアは世界の他の地域から遠く離れており、そのため、英語が独自の進化を遂げることができました。結果として、独特のなまりとスラングが生まれ、現在のオーストラリア英語となりました。

このように、歴史的、地理的な背景が複合的に作用し、オーストラリア英語の独特ななまりを生み出しました。では、その具体的な特徴について見ていきましょう。

なまりの特徴

オーストラリア英語のなまりはその独自性から一部の人々には理解するのが難しいと感じられるかもしれません。ここではその主な特徴をいくつか挙げてみましょう。

  • 短縮と愛称形式:オーストラリア英語はよく短縮され、愛称形式を使います。          例 ’Australian’→’Aussie’、’barbecue’→’Barbie’、’afternoon’→’Arvo’
  • 単語の最後の’r’の発音:オーストラリア英語では、単語の最後の’r’を発音しないことが特徴的です。例 ’Water’→’Watah’
  • 一部の単語の発音:一部の単語は、アメリカ英語やイギリス英語と比べて異なる発音があります。
    例 「dance」はアメリカ英語では’dæns’、オーストラリア英語では’dɑːns’
  • 語彙:オーストラリアでは一部の語彙が他の英語圏とは異なります。
    例 冷たい飲み物を保持するための箱は、アメリカ英語では’cooler’、イギリス英語では’cool box’、オーストラリア英語では’Esky’

これらの特徴は、オーストラリア英語の魅力的な部分の一つです。独自のなまりを楽しみながら、言語スキルを磨いていきましょう。

2.オーストラリア英語の起源、背景

歴史的背景

オーストラリア英語のなまりは、その豊かな歴史から生まれました。オーストラリアは18世紀にイギリスの植民地となりましたが、その時に移住してきたイギリス人たちが、オーストラリア英語の基礎を作りました。

当時の移民の中には、特にロンドンの下町で使われていたコッカニー英語を話す人々が多く、その特徴的なアクセントや語彙がオーストラリア英語に影響を与えました。また、アイルランドからの移民も多かったことも影響しているようです。

さらに、19世紀のゴールドラッシュ時代には、世界中から金を求めて人々がオーストラリアに集まりました。その結果、多様な言語と文化が混ざり合い、オーストラリア英語はさらに独自性を増していきました。

このような移民たちの影響を受けて、オーストラリア英語は独特な訛りと語彙を持つようになりました。

文化的背景

オーストラリアの文化もまた、オーストラリア英語の形成に大きな影響を与えています。オーストラリアの社会は、リラックスした雰囲気やフレンドリーな態度で知られています。この文化は、オーストラリア英語のスラングや言葉遣いにも反映されています。

オーストラリア人は、日常会話で短縮形や愛称を頻繁に使用します。これは、彼らのリラックスした態度や友好的な性格を表していると言えます。例えば、「barbecue」は「barbie」、「afternoon」は「arvo」、「breakfast」は「brekkie」と言います。

また、彼らは言葉遊びを好みます。特定の単語をランダムに変更したり、新たに作成したりします。これはユーモア溢れるオーストラリア人ならではの特徴とも言えるでしょう。

その他、オーストラリアの豊かな自然環境や野生動物、スポーツへの情熱なども、オーストラリア英語に多大な影響を与えています。それらは多くの独特な語彙を生み出し、オーストラリア英語の魅力を一層深めています。

以上のように、オーストラリア英語は、その国の歴史や文化を深く反映した生きた言語です。

3.オーストラリア英語の例とシチュエーション

日常会話でよく使う表現

以下に、オーストラリア英語の日常会話でよく使われる表現と、その訛りの具体例を示します。

標準英語オーストラリア英語カタカナでの読み方
afternoonarvoアーヴォ
breakfastbrekkieブレッキー
barbecuebarbieバービー
AustralianAussieオージー
sunglassessunniesサニーズ
ChristmasChrissieクリスマス
tracksuit pantstrackie dacksトラッキー・ダックス
footballfootyフッティー

これらの短縮形や愛称は、日常会話でよく使われ、オーストラリア英語のリラックスした雰囲気を象徴しています。また、これらの表現を使うことで、オーストラリア人との会話でも自然に溶け込むことができるでしょう。

特定のシチュエーションで使う表現

オーストラリア英語には、特定のシチュエーションで使われるユニークな表現もたくさんあります。以下にいくつかの例を挙げてみましょう。

標準英語オーストラリア英語カタカナでの読み方使用シチュエーション
How are you?How’s it going?ハウズ・イット・ゴーイン?人と会ったときの挨拶
Thank youTaター感謝の表現
What are you doing?What are you up to?ワット・アー・ユー・アップ・トゥ?人の近況を尋ねる
That’s amazing!Good on ya!グッド・オン・ヤー相手を褒める、励ます
SwimsuitTogsトグスビーチやプールで

これらの表現を覚えておけば、オーストラリアの人々と自然なコミュニケーションを取ることが可能になります。ただし、これらの表現は地域によって異なる場合もありますので、それぞれの地域の風習や習慣を理解することも大切です。

4.訛りが多い地域、少ない地域

なまりの強い地域

オーストラリアは非常に広大な国で、地域によっては英語の訛りが顕著に異なる場所もあります。その中でも、なまりが特に強いとされる地域をいくつか紹介します。

  1. クイーンズランド州:この地域のアクセントは、”Queensland Drawl”とも呼ばれ、特に延ばす音や語尾の上昇音調が特徴的です。
  2. ニューサウスウェールズ州:シドニーを含むこの地域では、オーストラリア英語の典型的な特徴が見られます。”Cultivated Australian accent”と呼ばれるこのアクセントは、イギリス英語に比較的近いです。
  3. ヴィクトリア州:メルボルンを中心に広がるこの地域のアクセントは、他の地域と比べると特に強くはないですが、一部の単語の発音が異なる場合があります。
  4. 南オーストラリア州:アデレードを中心に広がるこの地域では、他の地域とは異なり、”dance”や “plant”などの単語の発音が違います。

これらの地域でなまりが強く感じられる理由の一つは、その地域の歴史的背景や地理的な条件によるものです。異なる地域で生活をすると、それぞれの地域特有の訛りに触れることができ、その地域の文化をより深く理解することにも繋がります。

なまりの弱い地域

一方、オーストラリア全土に広がる英語の中には、なまりが比較的弱いとされる地域も存在します。これらの地域では、より一般的に理解しやすい英語が使われることが多いです。

  1. シドニー: シドニーはオーストラリア最大の都市であり、そのため多くの文化が混ざり合っています。この都市で話される英語は比較的標準的で、なまりが少ないとされています。多くの人が集まる大都市であるため、様々な訛りの英語が混じり合って、比較的中立的な英語が話されています。
  2. メルボルン: メルボルンもまたオーストラリアを代表する大都市で、ここでも比較的標準的な英語が話されています。メルボルンは文化や芸術の中心地としても知られており、多様な文化が混ざり合っているため、言葉も標準的な英語に近いとされています。
  3. キャンベラ: オーストラリアの首都キャンベラは、国内外からの移民や観光客が多く訪れる都市です。そのため、ここで話される英語も多様性があり、一般的になまりは少ないとされています。

これらの地域では標準的な英語が多く話されていますが、それでもやはりオーストラリア特有の表現や発音は存在します。留学生や移民、観光客が訪れる大都市であるため、各地から来る人々に対して理解しやすい英語が話されているという側面もあります。

5.訛りが身についても大丈夫なの?

オーストラリア英語のなまりが身につく事で、クセのある英語が身に付いてしまうのでは、と心配になるかもしれません。しかし、その心配は必要ありません。

リスニング力が鍛えられる

実は、オーストラリア英語の訛りに慣れることは、あなたの英語力を全体的に向上させる絶好の機会でもあります。異なる英語のアクセントや方言に触れることで、英語の多様性を理解し、リスニング力を高めることができるからです。

英語は世界中で話されており、そのアクセントや発音は地域により大きく異なります。アメリカ英語、イギリス英語、カナダ英語、インド英語など、多様な英語が存在します。その中でオーストラリア英語を理解できれば、あなたの英語リスニング力は大幅に上がります。

特に、日常生活でオーストラリア英語を聞く機会が多いと、自然とその訛りに慣れ理解力が増します。さらに、それが自分の英語の発音や表現に反映されることで、より豊かな英語表現が可能になります。オーストラリア英語の訛りが身についても、それは英語力向上の一環と捉え、楽しんでみてはいかがでしょうか。

公用語として問題なし

オーストラリア英語のなまりが身につくことについて心配する方もいるかもしれません。しかし、訛りが身についたとしても、それは英語の一形態であり、公用語として使う上では全く問題はありません。

例えば、日本にも多様な方言がありますよね。関西地方の方言は特に独特で、初めて耳にすると驚くかもしれません。しかし海外からやってきた方が関西弁を話していたとしても、私たちには問題なく伝わりますよね。それと同じように、オーストラリア英語の訛りが身についたとしてもコミュニケーションに支障をきたすことはありません。

重要なのは、異なる文化や言語の特性を尊重し、理解することです。それによって、コミュニケーションの幅が広がり、さらに多様な人々と深い交流が可能になります。オーストラリア英語のなまりが身についたとしても、それはあなたの英語力の一部であり、新たな交流の一環として大切にしましょう。

6.オーストラリア留学体験談

実際にオーストラリアで生活して、オーストラリア訛りを経験した方の体験談を紹介します。彼らの話を通じて、あなたもオーストラリア英語に対する深い理解を得ることができるでしょう。

留学前、友だちができるかどうかが一番不安でした。しかし、実際に行ってみると、心配していたのが無駄だったと思うくらい、たくさんの友だちができました。日本の友だちとドリームワールドやバイロンベイに行ったり、ブラジル人やコロンビア人の子とアウトレットに買い物に行ったりしました。いろいろな国の人がいるバーベキューにも誘ってもらい、学校終わりは毎日遊んでいました。濃すぎる3週間でした。日本に帰りたいと思ったことは1 度もなかったし、むしろ、友だちのお陰でずっとゴールドコーストにいたい!と思えました。国籍も違えば文化も母国語も、英語の発音のクセまで違う。このように、色々な人に巡り会えるということが留学の一番面白いところだと感じています。(大学生・女性)

会社で「これから英語が公用語になる」と決まり、まさに「寝耳に水」の状態でした。ここで一念発起し、英語をやろう!と思いましたが、ただ学校で勉強するのはつまらないと思い、全くの英語環境に飛び込んでいきたいと考え、世界中の人たちが集まるオーストラリアの環境ボランティアを選びました。
現地では集まった人たちがいくつかのチームに分かれて活動します。頼まれた作業の内容は個人牧場の斜面の土砂崩れ整備と公園で外来種の植物の駆除でした。私のチームは韓国人、オーストリア人、タイ人と私のチームでした。ボランティア中は自炊生活で、日本食を作ってあげるととても喜んでくれました。滞在中はチームメイトと沢山話をしました。同じ英語でも発音や訛りがあって面白いなと感じました。これから会社においていろんな国の人と英語で話すのでそれが体験できてよかったです。普通の語学学校に通うのではなく、ボランティアで現地の人と接したり、色々な国の人たち接することが出来て貴重な体験になりました。(社会人・男性)

このような生の声を聞くことで、あなたもオーストラリア英語に対する不安が払拭され、留学生活をより楽しむことができるでしょう。他の留学生たちの体験談も読んでみてはいかがでしょうか。あなたがオーストラリアへ旅立つ時に、より自信を持って異文化に飛び込むための知識を得られるでしょう。

7.まとめ

オーストラリア英語のなまりは、その地域性や文化から生まれ、英語という言語の多様性を見事に表現しています。初めて耳にしたときは違和感を覚えるかもしれませんが、その特徴を理解することでオーストラリアの魅力をより深く感じることができるでしょう。

また、なまりが身についても心配は不要です。むしろ、多様な英語に対する理解力を高めることができます。英語は単一の形ではなく、世界中の様々な地域で異なる形を持っています。オーストラリア英語を学び、そのなまりを理解することで、より広範な英語を理解する力が身につくでしょう。

新たな経験と学びの場である留学に適切なサポートがあれば、それはさらに豊かで価値のある経験となるでしょう。新たな言葉や文化に触れ、視野を広げることで世界をより深く知ることができます。

オーストラリア訛りや文化も積極的に取り入れ、学び・経験の糧にしていきましょう!

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