カナダ・トロント 短期留学体験談|異文化を身をもって体験することができた

異文化の中で暮らしてみたいという思いから

私は以前から留学を目標にしており、英語だけが使われる環境や日本とは異なる文化の中で生活してみたいと考えていた。実際に異文化の中で暮らすことで、教室では学べない経験を得られると思ったからである。

行き先としてカナダを選んだのは、多くの移民が暮らす多文化社会であり、さまざまな価値観や生活様式に直接触れられると感じたためである。特にトロントは多様な人々が集まる都市であり、自分にとって新しい刺激が得られると考えた。

コミュニケーション重視のレッスン

授業は細かくレベル分けされた少人数制で、全員が積極的に参加するコミュニケーション重視の形式だった。先生は優しくユーモアもあり、クラスメイトと英語で話す機会が多かったため、さまざまな国の人と仲良くなることができた。

また、学校主催のアクティビティやパーティも多く、友達を作りやすい環境だった。観光を兼ねたアクティビティに参加することで、安心して現地の文化に触れられたのも印象的だった。

留学中に大変だったこと

大変だったのはホームステイでの生活である。トロントではフィリピン系のホストファミリーが多く、文化の違いに戸惑うことがあった。家の中では常に誰かが大声で電話をしていたり歌っていたりと、とてもにぎやかで、最初は睡眠不足になることもあった。また、見慣れない料理が多く、食事面でも苦労した。さらに、大麻が合法のため街中で匂いを感じることが多く、精神的に不安定な人やホームレスを見かけることもあり、怖さを感じる場面もあった。

印象的だったアクティビティ

一番印象に残ったのはナイアガラの滝である。滝の中まで入るクルーズでは全身がびしょ濡れになり、轟音と水しぶきに囲まれながら自然の迫力を体全体で感じた。そのスケールの大きさに感動し、アトラクションのようでとても楽しかった。

また、トロントではMLBとアイスホッケーの試合を観戦し、特に野球は好きなので二度も行くほど夢中になった。一泊で訪れたオタワでは国会議事堂やノートルダム大聖堂を見学し、歴史ある街並みを見れた。CNEの移動遊園地やトロントアイランドの夜景など、友人とさまざまな場所に出かけて、とてもいい思い出をたくさん作れた。