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高校留学体験談

高校留学体験談

ホストファミリーや仲間たちに
恵まれたカナダ高校生活

小林 萌鶴さん

年齢・ご職業 17才・ 高校生
国・都市 カナダ、メープルリッジ
期間 約6ヶ月

留学のきっかけ

元々英語が好きで、高校に入って本格的に学ぼうと思い、英語に特化した高校に入学しました。高校の英語だけでは物足りないと思っていた頃、YouTubeで海外に留学している高校生を見つけ、英語漬けの環境に身を置きたいと強く思うようになり、留学を決意しました。

英語について

出発前は留学の動画を見たり、海外のブログを見たりして、どのように過ごしたらいいか学んだり、自分が楽しめる方法を探しながら英語に触れるようにしていました。実際に行ってみると、最初の3ヶ月は苦労しかありませんでした。私は人と話すのが好きなのですが、ネイティブの英語は全く聞き取れず会話がずっと出来ませんでした。とても悔しく辛かったのを覚えています。私はファミリーに「会話がしたいけど聞き取れなくてあなた達と会話が出来なくてとても悔しい」と伝えました。するとファミリーはゆっくり、はっきり話してくれるようになり、やはり自分の気持ちをしっかりと伝えないと相手は分からないと言うことを改めて実感しました。私としてはファミリーは理解してくれると思っていましたが、ファミリーは私の事を無口の子だと思っていたそうです。

ファミリーの会話を理解してもっと会話をしたかったので、学校の英語の授業以外にも寝る前に英語の動画を見て分からない単語を調べたり、何度も繰り返し声を出して読むようにしました。友達にも英語の上達方法を聞いて真似をしたりしましたが、1番は自分に合う方法を見つけることが上達への早道です。私は、洋楽が好きなので、寝る前にイヤフォンで好きな洋楽の歌詞を見ながら流し、歌うことでスピーキングとリスニング力を鍛えることが出来ました。ずっと続ける事、そしてアウトプットが一番大事だと思います。気付いたらファミリーと会話が普通に出来ていました。

友達について

友達はたくさんできました。最初に出来たタイからの留学生の友達とは、滞在中、ずっと一緒に過ごしていました。学校は違いましたが、放課後遊びに行ったり、休日はよくバンクーバーに行ったり、家に遊びに行ったりもしていました。その子のお友達とも仲良くなり、最終的にはたくさんの留学生の友達ができました。同じ学校では、バレーボールを通して仲良くなったドイツからの留学生や日本からの留学生とも友達になれました。たくさんの国の留学生と友達になるとその国のマナーや文化も一緒に学ぶことができるので面白かったです。また、自分と同じ国の留学生とは仲良くなった方がいいと思いました。私はすぐ落ち込むのでそれを癒して勇気づけてくれるのが日本人しかいませんでした。日本語を使っていても英語は学べます。ただせっかく現地に勉強へ行っているので日本語と英語の配分は自分で制限する必要があるとも思います。

現地の生活や
ホームステイについて

ラッキーなことに、ホストファミリーは料理が得意で食には全く困らなかったです。毎回何が食べたいか聞かれ、その料理を作ると言う感じでした。パスタが多かったのですが毎回必ずサラダが付いていて、健康的ではあったと思います。またホストファザーが寿司好きで、私もそうだったので寿司が食べたい時は必ず食べられました。

日本との文化の違いにも驚きました。例えば、お風呂は毎日入らないですし(面倒くさいからと節約)、そしてトイレは毎回流しません。また、空気を読むという文化がないので全て言わないと相手は何も分からないし、伝わりません。遠慮は場合によっては嫌がられるor 興味がないと捉えられます。

初対面でもみんなフレンドリーで話しやすい!この文化は大好きです。レジに行くと必ず挨拶され、聞き返すのが礼儀です。エントランスドアは次の人が来るまでずっと開けてくれます。学校での月曜日と金曜日は必ず週末何した?、週末何するの?はお決まりです。イベント系は大切にし、全力で楽しむ事をモットーとしています。授業で時間が余ると必ず映画を見ます。現地の子は放課後どこにも行かないで家へ直行します。

ホストファミリーの就寝時刻が21時前なので、自分も合わせなければならなかったのですが、おかげで身長が伸びました。

休みの日は外へ出たいので基本は友達とバンクーバーへ遊びに行っていました。ファミリーは休日、ホストブラザーの習い事へ行っていました。私も時々付いて行ってました。

ホストファミリーとは犬の散歩に一緒に行ったり、Thanksgiving Dayやクリスマスなど様々なイベントを過ごしました。本当に優しくて、いつも一緒にお互いの家族の話をしたり、悩みがある時は、話を聞いてくれました。お陰でSpeaking力もだいぶ伸びました。帰国日には号泣し、お別れするのが寂しかったです。ファミリーに支えられて過ごした6ヶ月間はかけがえのない宝物です。

学校について

学校はgrade8-12(日本の中学2年生から高校3年生)の学校で、バスケットボールとサッカーに特化していました。朝は8:30から始まり、授業が終了するのは、14:45です。私はEnglish・Career life education ・Yoga・Psycology を取りました。学校を卒業する生徒は、Career life educationが必須との事です。

特にPsycologyの授業が難しく、最初は授業についていくのに、必死でした。何度も心が折れそうになりましたが、分からない所はメモをしながら、課題もしっかりとこなし、無事に成績をPassする事が出来ました。

部活動

スポーツによってセメスターがあり、例えば9月から11月はバレーボールの期間でした。練習もしっかりあり、大会も週に2回の頻度でありました。セメスターの最終日はみんなで集まってゲームをした後、打ち上げをやったり、先生方が料理を注文してくれてみんなで食べたりしました。スポーツを通して現地の生徒と関わりができるので絶対に部活動的なものに入ることをお勧めします。スキルがあればあるほど人気者になれます。

日本との違い

学校指定の制服がありません。生徒はみんな私服で登校します。授業ごとに毎回移動するので友達と一緒になりにくい所が日本との違いです。

毎回イベント等に参加するときはみんな本気で取り組みます。先生たちは自分の教室の飾り付けをするので気分も上がります。お菓子をもらえたり、よくhot chocolate を無料で配っていました。

ハロウィンは仮装して学校へ行き、ランチタイムに仮装大会のような催し物がありました。授業によっては先生が音楽をかけてくれるので、全くストレスを感じずに授業を受けることが出来ます。音楽もイベントごとに変わったので、新鮮な気持ちで楽しむ事が出来ました。

また、先生たちは課題を家でやってほしくないので、授業の後半は課題をやる時間をくれる事が多いです。(1回の授業が長いので時間が余るため)。パソコンを使う授業がほとんどなので、今後留学を予定する人はパソコンやiPad等を持参することをお勧めします。

ランチも好きなところで食べられて、Uber EatsもOKです。日本の学校のように厳しいルールがないため、先生たちが生徒を尊重していることが伝わりました。授業中は、みんな積極的に発言をしていて、していないと興味がないor授業に参加していないと思われてしまいます。先生は生徒とフレンドリーに接してくれて、プライベートの会話もするので先生生徒という関係ではなく、人対人で関わることができるのも、文化の違いなんだなと感じました。素晴らしい文化だと思います。

バレーボールで骨折

私はバレーボールで足首を剥離骨折してしまい、1ヶ月ほど歩くのが大変でした。ホストファミリーが送迎をしてくれたり、現地スタッフの方が最後まで保険のことや、怪我のことなど面倒を見てくださり、とても助かりました。学校にまで来てくれて、留学最終日まで本当に心強かったです。

留学中1番印象に残ったこと

印象に残ったことは向こうで作った留学生仲間と毎週のようにバンクーバーに行って遊んだことです。友達は本当に素晴らしいものです。

ホストファミリーは犬を飼っていて、マザーとよく夜の散歩へ行っていました。2人だけでしかできない話、マザーとファザーの出会い、人生は簡単じゃないなどとても深い話をするのがいつもの楽しみでした。自分の考えをマザーに言うことによってマザーも自分のことについてよく知ってくれました。マザーは全て聞き取ってくれて、私のいうこと全部に興味を持ってくれました。この散歩を通して私のスピーキング力はとても上がりました。

友達やホストファミリーに恵まれて、本当に素敵な留学生活を送ることが出来ました。

これから留学する方への
メッセージ

楽しいことは辛い経験をした後にやってくるものです。地道な努力と常に前向きな心が、一生の思い出に残る留学生活となります!新しい道も開けるはずです!