留学体験談
【留学体験談】韓国 - 【留学体験談】英語圏以外の国
素敵な思い出と出会いに心が温まりました
小室希代美さん (ホームステイ)
参加コース:ISS オリジナル韓国体験プログラム
国:韓国 期間:2009年11月
家族や気づいたことを紹介します。
お父さん:日英堪能な人だった。お父さんが仕事から帰って夕食を食べる間、毎晩テーブルを挟んでお父さんの仕事の話、娘さんの教育の話、明日の私の計画や、今度連れて行ってくれる場所などの話をした、お父さんと日、英、韓の3カ国語を使って会話するうちに、言葉の失敗への恐れなんて必要ないもので、伝えようと努力することが大切なのだと気付かされた。言葉は間違っても、表情や状況で言いたいことは伝わることを知った。
お母さん:いつも優しく声をかけてくれた。韓国語を何度も聞きなおす私に嫌な顔一つせず、ジェスチャーや英語、電子辞書、筆談で丁寧に伝えてくれた。韓国での会話の中で特に印象的だったのが、お母さんとの会話。こんなにコミュニケーションをとるのに苦労したのは初めてだったので、その分別れの時も思いが込み上げて、辛かった。
子供(姉スミン6才、妹ジミン4才):子どもは、いつも元気だった。お姉ちゃんは、私のまねをしてお化粧をするふりをしたり、お母さんが私に言った言葉をまねして「(妹のいたずらに対して)嫌だったら、ダメって言っていいんだよ」と妹のいないところで囁いてくれたりと、大人に憧れるお年頃のようでかなりかわいかった。妹は、笑顔がとても無邪気でいつも癒されていた。食事中に歌いだしたり、私が朝顔を洗っているとそばでずっと見ていて後でまねしたり。家に帰ると2人で玄関で迎えてくれて、お風呂からあがるとドライヤーと櫛を持ってきて美容師さんのまねをしながら私の髪を乾かしてくれた。
日本とのギャップ
家で:正座をしないこと、食事は年上からすること、両親の絶対的地位、父の出勤時は家族全員で見送ること、父親も家での子の教育に積極的であること、オンドル(床暖房)が一般的なこと、ご飯はスプーンで食べること、水は飲まずに、トウモロコシのお茶を「水」と呼んでいること、誰もが気軽に私の部屋に出入りすること、トンカツがおかずではなく主食であること、私や私の家族について、恋人の有無や結婚の予定を率直に聞いてくること、など。スミンとジミンにチューされた時はびっくりした。最初顔を引いてしまったが、それが異文化摩擦になると思い、チューしてもらった。また、お父さんとの会話の中で、日本人同士なら失礼になるようなストレートな発言が多々あった。私も物事をはっきり言うようにした。
外で:知らない人に気軽に声を掛け、応じる。私も何度か地下鉄で「これは○○へ行くの?」などと聞かれた。一度だけそう聞かれて「分かりません」と言ったあと自分自身でも地下鉄がよく分からなくて、持っていた路線図を眺めていたら、さっきのおばさんが見にきて、自分の方向を確認しながら「どこに行くの?」などと話しかけてきた。